逍遥の歌とは
京大の前身となった、旧制三高の寮歌。
旧制三高(旧制第三高等学校)の初代校長がかの有名な折田彦一先生である。
折田彦一先生
逍遙の歌の歌い出しが「紅もゆる丘の花」
4月のはじめにある「京都大学紅萌祭」の紅萌祭は「紅もゆる丘の花」に由来する。
この紅萌祭は京大合格者が体験する京大における初めての行事である。
毎年健康診断も実施され、自由すぎる京都大学においてもこの健康診断を受診しなければ進級できない。
⇒吉田神社の節分祭と京大合格祈願~京大入試前にお参りしたら合格!?
京都大学を志望する受験生は吉田神社にお参りし、吉田山で「紅もゆる」の石碑前で合格祈願をするとよい。
その際、吉田神社の屋根の上に「ちいさな鬼」が見えれば京大生になる素質があるといわれている。
逍遥の歌の歌詞
1
紅もゆる丘の花
早緑匂ふ岸の色
都の花に嘯けば
月こそかゝれ吉田山
2
緑の夏の芝露に
殘れる星を仰ぐ時
希望は高く溢れつゝ
我等が胸に湧返る
3
千載秋の水清く
銀漢空にさゆる時
通へる夢は昆崙の
高嶺の此方ゴビの原
4
ラインの城やアルペンの
谷間の氷雨なだれ雪
夕は辿る北溟の
日の影暗き冬の波
5
嗚呼故里よ野よ花よ
ここにももゆる六百の
光も胸も春の戸に
嘯き見ずや古都の月
6
それ京洛の岸に散る
三年の秋の初紅葉
それ京洛の山に咲く
三年の春の花嵐
7
左手の文にうなづきつ
夕の風に吟ずれば
砕けて飛べる白雲の
空には高し如意ケ嶽
8
神楽ケ岡の初時雨
老樹の梢傳ふ時
檠燈かゝげ口誦む
先哲至理の教にも
9
嗚呼又遠き二千年
血潮の史や西の子の
榮枯の跡を思ふにも
胸こそ躍れ若き身に
10
希望は照れり東海の
み富士の裾の山櫻
歴史を誇る二千載
神武の兒らが立てる今
11
見よ洛陽の花霞
櫻の下の男の子等が
今逍遙に月白く
静かに照れり吉田山
逍遥の歌の動画
京都大学応援団による逍遙の歌
カラオケもあります。