工業化学科が理工化学化に改名!
京都大学によると工学部の工業化学科が110年ぶりに改名し、「理工化学科」に学科名を変更することになりました。
応用化学科にしなかったのは、基礎化学も重視していることの現れですね。
一世紀以上も名前を変えていなかったのはすごいですね。
工業化学科時代の略称は「工化」(こうか)でしたが、理工化学科の略称はどうなるのでしょうか。
シンプルに「理工化」(りこうか)になるのかな。
それとも、「工化」(こうか)のままなのか。
京大受験生の期になるところは来年の倍率ですが、名称変更により多少は志願者が増えそうな予感がします。
まぁ、急激に倍率が上がるってことはないでしょうが、じわじわ人気が出てくるような気がします。
以下 京都大学の公式発表文
京都大学の発表文
京都大学工学部 工業化学科、 令和6(2024)年度より110年ぶりに「理工化学科」に学科名称変更
【概要説明】 京都大学工学部工業化学科は、基礎化学と工学を連携させて社会の課題に向き合うという学科の理念を継承するとともに、多様化した先端化学領域でのさらなる研究の発展を目指し、令和6(2024)年4月1日より「理工化学科」に学科名称を変更します。
■学科名称変更の背景 1914年に製造化学科を改組して設置された工業化学科の名称は、学科創設当時の社会要請である「工業」との関連性に由来します。その後設立された、石油化学科、化学工学科、高分子化学科、合成化学科などと1993年に統合され、現在の工業化学科に至ります。本学科は、設立以来、基礎化学に基づく創造的かつ学際的な研究により環境やエネルギー問題など地球規模の課題にまで多様化した社会要請に応えるとともに、ノーベル化学賞受賞者3名を含む高度かつ学際的な知識を習得した研究者・技術者を多く養成してきました。その一方で近年、「工業化学科」という名称が、学科がカバーする生命科学やナノテクノロジーなどを含む多彩な教育研究分野を反映できていないという懸念が生じていました。この齟齬を解消するために、基礎化学と工学を連携させて社会の課題に向き合うという本学科の理念を「理工」という語で示し、教育研究内容をより明確に発信するために、学科名称を、改組を経て110年続いた「工業化学科」から「理工化学科」に変更することになりました。 詳細は、京都大学工学部工業化学科のホームページをご参照ください。
https://www.t.kyoto-u.ac.jp/ja/divisions/undergraduate/sic
■新学科名称 和文学科名称:理工化学科 英文学科名称:Undergraduate School of Chemical Science and Technology