気象庁の発表(2014年6月10日)によると
「太平洋赤道域の状況はエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態を示しているが、エルニーニョ現象の発生に近づいた。
夏には5年ぶりにエルニーニョ現象が発生し、秋にかけて続く可能性が高い。」
アメリカの海洋大気庁もエルニーニョ現象の発生確率が高いと発表しています。
どうやら今年は「エルニーニョ現象」が発生しそうです。
エルニーニョ現象とは
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年に比べて高くなり、その状態が1年程度続く現象です。逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれています。ひとたびエルニーニョ現象やラニーニャ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられています。
日本では多くの場合「冷夏」になります。
室内で勉強している時間の長い、受験生に取っては「猛暑」より、「冷夏」の方が勉強に打ち込めます。
高校の中には夏でもエアコンを使わない(そもそもエアコンがない)なんて学校もあります。
「冷夏」であるか「猛暑」であるかは受験勉強の環境としては大きな違いなのです。
ただし、エルニーニョ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こり、統計上は「冷夏」になることが多いのですが、「猛暑」になる可能性も捨て切れません。
「猛暑」になったら、今年の受験生にとってはつらい夏となりそうです。