二十四節気の一つ「小満」と在原業平の「かきつばた」

かきつばた

二十四節気を覚えよう!

5月21日(旧暦4月23日)は二十四節気の一つ「小満(しょうまん)」です。 ⇒読めそうで読めない漢字【二十四節気編】

暦便覧』では「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と説明している。

「小満(しょうまん)」

  • 万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るころ
  • ようやく暑さも加わり、麦の穂が育ち、山野の草木が実をつけ始め、紅花が盛んに咲き乱れるころ
  • 梅の実がなり、西日本では、走り梅雨(梅雨に入る前のぐずつく天候)がみられるころ
  • 田植えの準備を始めるころ
  • 麦畑が緑黄色に色付き始めるころ
  • 沖縄では、次の節気である芒種と合わせた小満芒種(すーまんぼーすー)という語が梅雨の意味で使われる

小満の頃の覚えておきたい言葉

 

  • 麦秋(ばくしゅう) 麦畑が緑黄色に色付き始めるころ (「むぎあき」と読むこともある)

麦秋 麦が熟し、麦にとっての収穫の「秋」であることから、名づけられた季節。 「麦秋」は秋の季語ではなく夏の季語です!受験生は覚えておきましょう!

小満の頃の花としては

  • かきつばた この記事上部の紫色の花
  • 卯の花(うのはな)
  • 紅花(べにばな)
  • 薔薇(バラ)

などがあります。 在原業平の有名な歌(伊勢物語9段)

唐衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ

古今和歌集

  • らころも
  • つつなれにし
  • ましあれば
  • るばるきぬる
  • びをしぞ思ふ

これはかきつばたの咲くころ、すなわち小満の頃に歌われたということです。

ちなみに「かきつばた」の花言葉は「幸福は必ずやってくる

花言葉一覧 受験生に幸福(志望校合格)が訪れますように。

 

次の二十四節気は6月6日の芒種(ぼうしゅ)です。


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