2014年の国公立大学入試前期日程が終わりました。
東大の前期日程合格発表日は3月10日
東大の後期日程第一段階選抜合格発表は3月10日
東大の後期日程・試験日は3月13日
東大の後期日程・合格発表日は3月22日
京大の合格発表日は3月10日です。
すでに浪人決定し、来年に向けて始動された受験生もいます。
来年からは「新指導要領」ですので浪人生は注意してください。
特に注意してほしいのは「複素平面」です。
文部科学省発表の指導要領(複素平面)
複素数平面
(ア) 複素数の図表示
ここでは,座標平面上の点に複素数を対応させることにより複素数平面を導入し,複素数平面上
の各点が複素数を表していることを理解させる。その際,「数学B」の「ベクトル」を履修してい
れば,複素数の和,差及び実数倍の図表示を,ベクトルの和,差及び実数倍と関連付けて扱うこと
30 もできる。
また,複素数 zの絶対値をr,偏角の大きさを θとして,zの極形式
z= r(cosθ+isinθ)
を導く。さらに,二つの複素数の積,商が
z 1 z 2= r 1 r 2{(cos(θ 1+θ 2)+isin(θ 1+θ 2)}
35 = {cos(θ 1-θ 2)+isin(θ 1-θ 2)}
で与えられることを,三角関数の加法定理を用いて導き,複素数の積,商の幾何学的な意味を理解
させる。特に,zに i をかけることは,点zを原点のまわりに 90°回転させることになることを理
解させる。これらにより,複素数の図的表象が定着し複素数も実数と同様,仮想の数でないことが
分かる。
40 (イ) ド・モアブルの定理
極形式による複素数の積の拡張として,ド・モアブルの定理
(cosθ +isinθ)n
= cos nθ+ isin nθ
を導く。また,簡単な場合について,二項方程式 z
n - a =0 の解を複素数平面上に図示し,累乗
根をその幾何学的意味と関連付けて扱う。これらの扱いを通して,複素数の諸演算が平面上の図形の移動などと関連付けられることを認識させるとともに,極形式による表現のよさを理解させる。さらに,平面図形への応用を扱うことも考えられる。その際,いたずらに計算の複雑なものを取り
上げるのではなく,複素数の利点を十分に活用できるものを選ぶよう配慮する。
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