- 18歳の人口 約121万人
- 高校三年生の総数 約100万人
- 2014年センター試験確定志願者数 560672人
- 2014年度国立大学定員 96435人
- 2014年度東京大学募集人員 3063人
東京大学に合格するということを視覚的にイメージする&受験生へのメッセージ
2014年の新成人は121万人。過去最少を更新したそうだ。
18歳人口もおよそ121万人、そのうち高校三年生が約100万人いる。
(平成24年度の高校三年生、普通科72.4万人、専門高校19.2万人、その他の専門学科3.1万人)
2014年度の大学入試センター試験の確定志願者数が約56万人。そのうち国立大学の募集人員が約9万6千人。公立大学の募集人員が約2万8千人であるから、センター試験受験者が国公立大学に合格できるのは5分の1である。
センター試験を受ける受験生(国公立大学志望者)のうち、5人に一人しか国公立大学に合格できないということである。
(私立大学のセンター試験利用も増えているのですべてが国公立大学志望というわけではないだろうが)
その中で東京大学に合格できるのは 3063人 。
これは高校3年生が約100万人いるうちの実に 0.3% という数字である。
国公立志望者(センター試験受験者)56万に対する割合は 0.55% である。
この画像を見ていただきたい。
見る人によっていろいろな意味を感じさせる画像である。
右に進んでいる人数を数えてみたところ55人いた。一人だけ左側へと進んでいる。
ここでは左に進んだ一人を勇者Aと呼ぶことにする。
左に進んでいる勇者Aを
- 他人に流されない強い信念を持った人と見るか
- 集団行動をできない身勝手な人と見るか
見方はさまざまであるが、
56人の中の一人=1.8%
である。
東大に合格するということは、センター試験受験者(国公立大学受験者)のわずか0.55%。
先の画像の左に進んだ勇者Aより稀有な存在なのである。
(※ 稀有(けう):めったにないこと。とても珍しいこと。)
ちなみに2014年度京都大学の募集人員は2866人 。
東大と京大の募集人員の合計は3063+2866=5926人
これでもまだ、左に進んだ勇者Aの1.8%よりも稀な存在なのである。
一人だけ左に進んだとしても、それは必ずしも間違いということではない。
この画像では右に進んでいる人は55人であるが、55万人に置き換えてみると、左に進んでいる勇者Aは1万人いるということになる。(センター試験の受験者数は56万人)
地方の高校で、「周りに東大に行く人がいないから東大あきらめよう。」なんて考えている人はもう一度よく考えて欲しい。
君達はまだ若い。自分の意思でこれからの選択肢を選んでいける。人生はこんな選択の繰り返しである。
受験生諸君に言いたいのは、
「別に東大でなくたっていい。自分で決めて、その決めたことに恐れず果敢に挑んで欲しい」
ということである。
私は勇者を応援する!!
ひとつ付け加えておく。
右に進んでいるのは55人といったが、まだ分岐点に差し掛かっていない人はこれからいくらでも進路を選べる。右に行った人だってちょっと戻ってやり直すこともできる。
関連記事