メナム川は間違い!?メコン川も間違い!?
東南アジアを代表する河川に「メコン川」と「チャオプラヤー川」があります。
私が小学生・中学生のころはこの二大河川を
- メコン川
- メナム川
と習っていました。
教科書にも地図帳にも「メナム川」というものが掲載されていました。
しかし、この「メナム川」という川は存在しません。実はタイを縦断するチャオプラヤー川が昔私達が習ったメナム川なのです。
タイではチャオプラヤー川のことを「メナム・チャオプラヤー」と呼んでいます。この「メナム」とはタイ語で「川」を意味する名詞なのです。
「メナム・チャオプラヤー」と聞いた外国人が、この川をメナム川と勘違いしてしまったのです。
「メナム・川」だと「川・川」になってしましますね。
私が小中学生の頃は教科書や地図帳に「メナム川」と記載されていましたが、もう少し若い世代になると「メナム川(チャオプラヤー川)」と記載されていた時期もあったようです。そして最近ではメナム川の表記はなくなり、チャオプラヤー川のみで掲載されています。
いったいいつ頃までメナム川と記載されていたのだろうか・・・?
簡単なアンケートを作成しましたので覚えておられましたらご協力いただけると幸いです。
(コメント欄から年代をいただけると尚ありがたいです。)
ちなみにもう一つのメコン川。
このメコン川の「メ」も「メナム」(川の意味)の略語だそうです。
ということは「メコン川」という名称も「コン川川」ということになってしまいますね。
この問題は既に指摘されており、メコン川のことを単に「メコン」という動きもあるようです。
数年後の教科書には「メコン川」の表記がなくなり単に「メコン」と記載されているかもしれません。
受験生に地理の問題
Q:タイの首都は?
正解はバンコクといいたいところですが
(大学入試ではバンコクで正解です)
タイの首都の正式名称は
クルンテープ・マハナコーンアモーンラッタナコーシン・マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラッタナラーチャタニーブリーロム・ウドンラーチャニウチェットマハーサターン・アモーンラピーンアワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラシット
です。
意味は
インドラ神がヴィシュヌカルマ神に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都。
「じゅげむじゅげむ・・・」のようにとてつもなく長い名称です。現地の人は省略して「クルンテープ」(天使の都)といいます。
バンコクという名称は外国人が勘違いして呼んでいる名称です。この名称もそのうち訂正されるのだろうか・・・。