「どうしたら勉強ができるようになりますか?」という質問を受験生からよく受けます。
その質問に回答するとすれば
- いろいろなことに興味をもつこと
- 興味を持ったことを自分で調べて掘り下げること
といえるでしょう。
文系でも理系でも教科書に載っていることに限らず、まずは興味をもつこと。そして興味をもったことを自分で調べて掘り下げると知識はどんどん増えていきます。
何故そうなるのかを考えながら調べていると、理屈がわかってきます。
そうなってくると
- 勉強ができるようになってきます。
- 勉強が楽しくなってきます。
もういちど言います。勉強ができるようになる方法は
- いろいろなことに興味をもつこと
- 興味を持ったことを自分で調べて掘り下げること
です。
例えば海外旅行に行くとしましょう。
ただ単に流されるまま旅行に行くのではなく
をに目を通しておきましょう。
旅行に行く地域の歴史や文化、国の成り立ちなどを把握しておきましょう。すこしでも興味をもったことは調べておきましょう。
まだ習ってない範囲だから・・・・。⇒関係ありません。いずれ習います。
私は地理だから世界史は関係ない。⇒地理の教科書を読みましょう。
海外ではなく国内旅行だ。⇒日本史の教科書を読みましょう。
地理も世界史も日本史も関係ない。⇒いろいろなことに興味を持つことが大切です。
例えばイギリスに行くのであれば
「ロゼッタストーン」だけでも追いかけて調べてみよう。
現在は大英博物館で見ることのできるロゼッタストーンだが、これはナポレオンがエジプト遠征のときにエジプトから持って帰ったものだからフランスにあるはず。
それならばフランスのルーブル博物館に展示されていそうなものだが、なんで大英博物館にあるんだろう?
興味を持ったら自分で調べるか、博物館の人に聞いてみよう。
世界史の教科書には載っていないが、ちょっと調べればナポレオン戦争中に所有権がフランスからイギリスに移っていることや、2003年からはエジプトが返還を求めていることなどがわかり実に興味深い。
文字の解読に貢献したのはイギリスのトマス・ヤングか、それともフランスのシャンポリオンか?という論争も繰り広げられている。
興味を持てば、知識はどんどん広がっていく。
勉強ができるようになる方法は「海外旅行を10倍楽しむ!?」と書いたが、海外旅行だけではない。
目も前にあることに対して、普段の10倍楽しみましょう。
いつも以上に好奇心をもって接しましょう。そういったスタンスが身につけばどんどん勉強ができるようになります。勉強が楽しくなってきます。
(※表題で「10倍楽しむ」と書いたが、わかりやすい表現にするためであり、根拠のある数字ではない。ご容赦いただきたい)
ロゼッタストーンとは(wikipedia)
縦114.4cm、横72.3cm、厚さ27.9cm、重量760kg。当初花崗岩または玄武岩と考えられたが、古代エジプト期の暗色の花崗閃緑岩でできた石柱であり、プトレマイオス5世のため紀元前196年にメンフィスで出された勅令が刻まれている。この碑文は三つの文字、すなわち古代エジプト語の神聖文字(ヒエログリフ)と民衆文字(デモティック)、ギリシア文字で記述されている。細かい違いはあれど本質的には同一の文章が全部で三つの書記法で著されていると推測され、1822年、ジャン=フランソワ・シャンポリオンによって解読された。これによってロゼッタ・ストーンはエジプトのヒエログリフを理解する鍵となり、他のエジプト語の文書を続々と翻訳されることとなった。
受験生へのメッセージ
何度も言います。勉強ができるようになる方法は
- いろいろなことに興味をもつこと
- 興味を持ったことを自分で調べて掘り下げること