日本には日本人が勝手に作った和製英語がたくさんあります。カタカナだから英語だとかってに思いこんではいけません。
日本の中で日本人相手に話している分には問題はないのですが、和製英語で外国人とコミュニケーションをとろうとすると理解してもらえなかったり、伝わったとしてもニュアンスが違ったりします。
そして大学受験合格大作戦の読者の中で多いであろう受験生は特に注意しておいて欲しい。
「大学入試の英作文問題で和製英語を使ってしまい点数がもらえなかった・・・・。」
なんてことにならないように、
和製英語は和製英語であるとしっかり認識しておくことも重要です。
カンニング cunning 和製英語その1
カンニング cunning「ずる賢い」という意味の形容詞から作られた和製英語。英語でカンニングするという意味の動詞はcheat。カンニングはcheating。
それでは
「彼は試験でカンニングした。」
を英語にしてみましょう。
He cheated in the examination.
cunningは使いませんので注意しましょう。
ガッツポーズ guts pose 和製英語その2
ガッツポーズ guts poseが語源の和製英語かと思われがちですが、ガッツポーズの語源はプロボクサーガッツ石松が勝ったときの勝利のポーズから生まれた言葉である。
ガッツポーズを英語でいうなれば a victory pose が正解。
オーダーメイド order made 和製英語その3
オーダーメイドはorder made 注文して作ってもらうことから作られた和製英語。
英語ではcustom made,made-to-measure が正解。
オーダメイドを和製英語だと知らない人が実に多い。
カレーライス curry rise 和製英語その4
カレーライス curry rice 日本人はrice より先にcurry を置いて使いますが、英語ではrice curry が正解です。curried riceという使い方がありますがこれはドライカレーのことです。
記事を書いていると大阪難波の自由軒の名物カレー(ドライカレー)が食べたくなってきたぞ!
2013年10月1日追記
和製英語が本家英語になった!?
>最近ニューヨークでカレーがブームです。Go Go Curryのアメリカ人のコメント見ると、curry riceが出てます。これからは受験で正解になるかも。
京大の大先輩から貴重なご意見頂きました。
もはやカレーライスは世界レベルの認知度になってきたといえるでしょう!
入試問題ではrice curryと書くことをお勧めしますが、curry riceと書いても減点されないかもしれません。
ドンマイ Don't mind. 和製英語その5
ドンマイ 日本では「気にするな!」 の意味で使われている。Don't mind.のカタカナ表記であるが 英語ではNever mind.
トイレ toilet 和製英語その6
toiletは便器の意味で使われることが多く、日本人がいうところのトイレは
英語ではbathroom や restroom が正解。
toiletでも通じる場合がありますがちょっと下品な言い方と捉えられるでしょう。
エアコン air-con 和製英語その7
日本で言うエアコンは air conditioner の略ですが、これは日本人が勝手に略して作った和製英語です。正しい英語では an air conditionerです。
英作文で air-con などと使わないように!
サイン sign 和製英語その8
「有名人のサイン」などのサインは英語ではautograph 。signは署名するという動詞。名詞形のsignature(署名)も使ってはいけない。
サラリーマン salary man 和製英語その9
サラリーマン salary man 給料をもらう人という意味で作られた和製英語。英語ではoffice worker 。
英作文のひっかけでよく出てくる和製英語。
2013年10月1日追記
>サラリーマンはタイムで使ってましたよ。ただし日本人限定と思いますが。受験では昔からバツです。
京大の大先輩から貴重なご意見頂きました。
salary manも近いうちに和製英語が本家の英語となる日がやってくるかもしれません。
入試の英作文ではまだ使わないようにしましょう。
キーホルダー key holder 和製英語その10
キーホルダー 日本人が使っている「キーホルダー」を英語で言うと key ring,key chain が正解。英語でkey holder というと鍵を入れる入れ物を指す
受験生へのメッセージ
和製英語を和製英語だと知らずに使っている答案をたまに目にします。
生徒本人は答案が帰ってくるまで、間違っていることに気づいていないケースが多い。
和製英語を引っ掛け問題として出題してくるケースもありますので、普段から和製英語を意識しておきましょう。
それではまた明日!!