2012年のセンター試験から採用される2科目選択が波紋を呼んでいる。
大学入試センター試験の地理歴史・公民、理科について受験生が各教科で2科目を選択した場合、簡単に不正を謀ることがかのうなのだ。
考えられる2012年センター試験の不正
2012年のセンター試験の2科目選択のシステムは
10分間の解答用紙回収と配布をはさんで1科目60分づつの合計130分となっています。
ここで解答用紙しか回収されないこと(2科目分の問題が既に配られていること)が問題となっているのです。
問題用紙は既に2科目分配布されています。
最初の1科目目の時間を使い、2科目目の問題を解いておき、1科目目は適当に解答して提出し2科目目に実質120分を費やすことが可能となっているのです。
したがって地理歴史・公民、理科で1科目目は点数が低く、2科目目は高得点という受験生が増えることが予測されます。
この事態を受け、真っ先に対応を発表したのが東京大学です。
東京大学では「得点の高いほうの科目を合否判定に利用する」という方式から「第一科目目の成績を合否判定に利用する」方式に変更したのです。
国立大学86校でつくる国立大学協会の22日の通知により、
東京大学に続き全国の国立大学も「最初に解いた一科目目の得点」を合否判定に採用することになって行きそうです。
公立大学や私立大学でも対応がなされていくでしょう。
この様な不正は簡単に予想できるのになんともお粗末な改悪である。大学入試センターさんもっとしっかりしてください。