国公立大学医学部のAO入試が始まりました。
医師を増やす国の緊急対策を受けて医学部の入学定員増加が進むとともに、地域に根ざす医者を養成するために「地域枠」を設置する大学が多くなってきている。
特に地方の国公立大学・私立大学ではAO入試による地元出身の学生を囲い込む動きが出てきた。
地元で医者になりたい受験生はこのAO入試を検討してみるべきであろう。
そろそろAO入試の始まる時期である。
高知大学など、すでに医学部のAO入試1次試験が終了している大学もある。
高校1年生、2年生はこの医学部AO入試も視野に入れて受験校を決めていくとよいだろう。
今まで地方の国公立大学医学部を目指していた首都圏や関西圏の受験生にとっては逆風となっている。地域枠で募集人員の50%を募集する大学もあり、遠方からの受験生にとっては狭き門となりつつある。
景気が悪くなり、国公立大学医学部の人気がますます高まる中、医学部志望の受験生は例年以上により厳しい受験が待ち構えている。
この傾向は数年続きそうである。
早い段階から厳しい時期の医学部受験を見据え、しっかりと準備をしておく必要があるだろう。