大学受験で文系の学部を受験するか、理系の学部を受験するかは人生における大きなターニングポイントである。
しかしながら今の日本の入試制度において、大学入試直前に文系学部を受験するか理系学部を受験するかを決めることは困難である。
もっと早い時期に文系か理系かの選択をしなければならない。
ある人は高校3年生に上がるときに。
ある人は高校2年生に進学するときに。
ある人は高校1年生(高校入試の際に)
高校のクラスで理系進学クラスや、文系進学クラスなど分けている高校も多い。
中高一貫の学校では中学のうちに文系か理系か決断する人もいる。
医学の道に進みたいから理系と一概に決めてしまってよいものであろうか。
もちろん理系から医学部や医科大学に進み医者になるのもよし。
法学部などの文系学部から厚生労働省に進み医療に携わるのもよし。
工学部や理学部などの理系学部から医療機器メーカーや研究所に進むのもよし。
経済学部・経営学部などの文系学部に進み病院の経営に携わるのもよし。
文系だから医療に携われないということはない。自分のやってみたいことをいろいろな角度から眺めてみることが重要だ。
『理系バカと文系バカ 』のような本を参考に理系と文系の良いところ悪いところを客観的に知っておくことも必要。
国立大学医学部に進学したい場合、理科が3科目必要になってくる。特に旧帝大医学部など難関国公立医学部はその傾向が強い。
独学で習ってない科目を勉強するのはかなりの労力が必要だ。
目標は高く、険しい道を選んでおこう。時とともにどんどん修正を加えていけば大丈夫。