京大受験国語の勉強法
(※現在、京大入試で文語文が消え小説からの出題となっていますが、またいつ復活するかわかりません。急に出題されても対応できるように読み慣れておきましょう。)
(この記事は1990年代に大学受験合格大作戦の前身である『大学への道』に書いた記事を少しアレンジして掲載しています。)
京大入試国語(文語文)対策:
京大の文語文とは明治時代に文語で書かれた文である。
『曰く』などちょっと耳慣れない言葉が多いので入試本番までに文語文に慣れておく必要がある
擬古文と呼ばれることもある。
擬古文の意味は
(1)古い時代の作品の文体をまねて作った文章。
(2)江戸中期から明治にかけて、主に国学者・歌人たちが平安時代の和歌や文章を範として書いた文章。江戸時代には雅文と称したが、明治の頃よりこの称を用いた。
であるが、京大入試の国語は擬古文というより明治文語文と考えておいたほうがよいだろう。
一度は読んでおきたい文語文の作者は夏目漱石、森鴎外、永井 荷風、中江兆民
です。特にお勧めするのが森鴎外の舞姫です。現代語訳版も出版されていますが、文語文で読んでおこう。
また、京大入試対策近代文語文文例集で京大の文語文にも触れておきたいところだ。
(※2009年度より工学部にも国語の入試が導入されました。)
理系の学部を受験する学生(医学部を除く)は配点の低い国語の勉強にあまり時間を割きたくないのが本音だろう。以下の対策を踏まえ、要領よく勉強しておこう。
(※2007年度入試より文理別の問題が出題されるようになりました。)
京大国語(文語文)対策:
①文語文に関しては必ず一冊は読み込んでおくようにしよう。夏目漱石、森鴎外、永井 荷風、中江兆民
②京大入試は『論理力』を要する問題が出題される。
③京大国語入試では驚くほど大きな解答欄が用意されている。
『論理的、明確に解答欄に自分の意見を書く』必要がある。
④京大文語文についてはその時代背景を良く考えよう。
⑤京大文語文のキーワードは『明治時代』、『文明開化』、『近代化批判』である。
⑥赤本で過去問題に慣れておこう。京大の国語25ヵ年
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追記:
文語文対策をしておきたい大学
- 一橋大学
- 上智大学
- 明治大学
- 早稲田大学
- 同志社大学
- 京都大学